アラフィフ女のツブヤキ

猫はかぶっていませんが「熊」を被って生きてます。

捨て猫のユキちゃん

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「ママ、いいから来て!」と高校三年生の息子が呼ぶので、行ってみると、かわいい子猫がいました。

息子はニコニコして「かわいいやろー」と私の手のひらに子猫を載せました。暖かい命の鼓動が手のひらに伝わってきて、一瞬で心を奪われました。

私は猫が好きなので、本当はこのまま連れて帰りたい気持ちになりましたが、一時の感情で動物を飼うなんて、どう考えても無理です。

私は自宅へ戻り、息子と晩ご飯を食べた後、スマホで「マンションで猫を飼う」を検索して、「やっぱりマンションで猫を飼うのは難しいよ、トイレの問題とかもあるし、うちは日中誰もいないから、猫が可哀そう」とそう話すと息子がにやり。

「本当は飼いたいから、飼えない理由をネットで調べたんやろ」

はい、その通りでございます。母の性格が良くお分かりで。

 

その後、私はこの場所を通りかかるたびに、子猫を見守り。子猫はすらっとした体形で手足が長く、ぴょんぴょんと跳ねる姿が、「アルプスの少女ハイジ」に出てくるヤギのユキに似ていたので、密かにユキちゃんと呼んでいました。

夫の送迎で通りかかると、「ユキちゃんいるかなー」とマンション横の公園をのぞき込む私を夫が苦々しい笑顔で見ておりました。

時々は一匹で、時々は母猫と思われる猫と一緒に、木陰で隠れていても「ユキちゃん」と呼ぶと姿を現してくれていましたが、最近は見かけなくなってしまいました。

はえさを与えませんでしたが、水や食べ物を与えている人もいたようで、「いなくなってしまいましたね」「誰かいい人に貰われたんでしょうかね」と、そんな会話も聞こえてきました。

 

ユキちゃんはどこかで大切にかわいがられているのでしょう、きっと。台風が近づいてきて風も強くなってきました。家の中で大切に飼われているのなら、それが一番いい。それが一番。ちょっと寂しいけどね。